悠久の絃 2

出発点

「行ってきます!」


 靴紐結んで、リビングに向かって声をかけた。

「待って! お弁当、持って行って」



 そうだった。高校からお弁当なんだった。

「忘れてました。ありがとうございます!」

「うん、行ってらっしゃい!」



 
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