悠久の絃 2


「入るよ。」


夜星の声が聞こえると、絃は少し身を固めた。


「起きてくれてよかった。話すことが沢山あるんだ。早く元気になろうね。」


話すこと。

今までの経験上、いい予感はしなくて何も答えなかった。



夜星先生は一通りの診察をして部屋を出ていった。






< 173 / 492 >

この作品をシェア

pagetop