悠久の絃 2
僕がゴム手袋をつける音が聞こえたのか、少し身を固めた。
「いと、力抜いて。」
点滴を刺し終えるとすぐに腕を引っ込めた。
入れたら痛くないかな。
「いと、点滴してる腕毛布に入れたら痛くない?」
「……」
無視。まじか。
「無視はひどくない?僕、いととお話したいだけなんだけど。」
「…1人がいい。出てって。」
「わかった。何かあったらすぐに呼ぶんだよ。」
毛布越しに頭を撫でてから夜星先生と部屋を出た。
「いと、力抜いて。」
点滴を刺し終えるとすぐに腕を引っ込めた。
入れたら痛くないかな。
「いと、点滴してる腕毛布に入れたら痛くない?」
「……」
無視。まじか。
「無視はひどくない?僕、いととお話したいだけなんだけど。」
「…1人がいい。出てって。」
「わかった。何かあったらすぐに呼ぶんだよ。」
毛布越しに頭を撫でてから夜星先生と部屋を出た。