悠久の絃 2


―椎名 燈司―

「その人は知り合い?」

「うん、、、病院の、先生。」

「え、?!今日病院だったの?!早くでな!」


小麦の勢いに圧倒され、応答ボタンを押してしまった。


『お、繋がった。』


椎名先生の一言に、その後ろが騒がしくなったのが聞こえた。

『悠に代わる。』

「っあ、待って!」


悠先生とは気まずくて話せないよ、、待って、、

『何?まだ俺。』

「…っ、、」

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