悠久の絃 2
「だって、、今日も行ったら怒られるし、痛いし、、怖いもん、、」


「でも、絃は悠さんのこと好きじゃん。」


「好きなんかじゃない、、大好きだもん、、でも、病院にいると怖いんだよ、、?」



自分でも何を言っているのか分からなくなった時、車のエンジン音が聞こえた。

「あ、来たかな。私、下行って来るね。」


小麦が降りる音がした後、すぐに2人分の足音が聞こえた。

「お前さぁ、、、」

椎名先生が何を言いたいのかはすぐわかった。そして、その後ろで小麦が戸惑ってる。


「荷物は?そんだけ?」

「私、車まで持っていきますよ。」

「ありがとう。鍵空いてるから後ろの席に入れてくれる?」

「はい!」


小麦が私の荷物を持って階段を降りていった。

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