悠久の絃 2
「うわ、喘鳴悪化してんじゃん。苦しいのはちょっとじゃねえだろ。」

椎名先生は電話をかけながらエンジンをかけ、私は泣きながら恐怖と、苦しさを耐えていた。


「いい加減、泣くのやめろよ。苦しくなるってわかってんだろ。家まで連れてく予定だったけど、病院行くぞ。」



見えてきたのは、救急外来の赤いランプ。




「、ゼェ、、ヒュッ、、ケホッ、、、うぅ、、やだぁ、、ケホッ、、」

「えっ?えっ、ちょっと待て。リリーバーどこあんの?」

「ケホッ、、ケホッ、、やだ、、いかない、、ヒュー、、ヒュー、、ヒュッ、、ケホッ、、」

「行かないってなぁ、、もう着いてるよ。」







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