悠久の絃 2

狭間

―同日16時―

〜夜星side〜


「お大事にどうぞ〜」

よし、今日の外来も残り一人だ。


ペアの夏くんに絃ちゃんを呼んでもらったけど、まだ来ていないらしい。

「学校終わってないのかな。悠先生に一応言っておいて。俺も10分してまだ来なかったら電話する」


「わかりました。」


夏くんが診察室を出て行き、俺は彼女のカルテとにらめっこ。

< 229 / 492 >

この作品をシェア

pagetop