悠久の絃 2
瀬堂「絃ちゃんが悩んでいるものは「今」か…
僕たちにできることって、結局見守ることだけなんだよね。ようやく年相応の生活を送れるようになったけど、今までとのギャップが凄いんだと思う。高校なんて、一気に知らない人が増えるわけじゃん。ただでさえ、優しすぎて抱え込んじゃう子なんだからさ。
ま、僕の勝手な憶測だけどね。」
「多分、瀬堂先生の考えも、他の先生方の考えも間違ってないと思います。だからこそ、そばに居た僕が気付くべきだったんです。」
上宮「悠、そういうことではないぞ。」
「わかってます。わかってるんですけど、違うんです!