悠久の絃 2

わかんない

ピッピッピッピッ

この音、嫌い。

病院に連れて来られたって実感がさらに強まる。


とりあえず、体に貼ってあるやつとか取りたいし、音も消して欲しいからナースコールを押した。



「絃ちゃん、おはよ。どうした?」


「夏くん、これ取って。」


「ああ、モニター?」


「うん。あと、点滴も取って欲しい。」


「先生に確認してみるね。ちょっと待ってて。」



夏くんはPHSを片手に廊下に出た。

確認とかいいから早くとって欲しいんだけど、、、



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