悠久の絃 2
「悠先生、もう帰れるんですよね?帰りましょ!」


「え、あぁ、うん。

何かあったんですか?」


「何もないです!」


「わかったわかった。ちょっと待ってて。」


「大丈夫だよ。今朝、6度8分で少し高くてさ。今も苦しくなってないか確認しただけ。」


「そうだったんですね。ありがとうございます。」



良かった。逃げきれた。






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