悠久の絃 2
胸がキューってして、鼻の奥がツーンとする。


最近は悠先生と話せない。


怖いわけじゃない。話そうと思っても言葉が詰まって出てこない。


かといって、先生たちには会いたくないし、病院にも行きたくない。


はあ、、、



ゆっくり目を閉じると、涙が目尻から溢れ出た。



悠先生がその涙に気づくのは、すぐ後だった。












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