悠久の絃 2
〜赤城side〜

ものすごく心苦しい。あんなに目を真っ赤にして、涙をこらえて、、


お化粧も髪の毛も、僕のためにしてくれて。

あのブレスレットも、僕があげたやつ。



こんなこと、、、ダメだろ、、



着替えた後、部屋を出るといとがいなかった。だけど、耳を澄ますと部屋からすすり泣く声が聞こえる。



コンコンコン

「いと?ごめんよ、入るね。」


いとはベッドに顔を押し付けて泣いていた。


「いと、本当にごめんね。」


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