悠久の絃 2

融解

リビングに行くと、悠先生がお湯を沸かしていた。


どれにしようかな、、

冷蔵庫横のカゴを見つめてココアの袋を取り出した。


「ココア!いいね。今日はとびきり甘くしようか。」


悠先生、いつもそんなこと言わないのに、、、


コップに粉をたくさん入れて、悠先生にお湯を注いでもらった。


「僕が運ぶから、先にソファ座ってて」


というので、テレビの電源を入れてソファに体を沈める。




< 293 / 492 >

この作品をシェア

pagetop