悠久の絃 2
「ありがとうございました〜」


と店員さんの声を聞き、外へ出た。

律先生の右手にはパンパンに詰め込まれたビニール袋。それを軽々と持っている。

さすがマッチョ、、、


「絃ちゃん、どうしたの?そんな浮かない顔して。」


、、っ!やっぱり、、、

この兄弟、ほんとに勘が鋭い、、、


「……帰ったら、悠とお話し合いだから、、」


「あら〜、、悠のこと怒らせたの?」


「怒らせちゃった、かも、、」


「そうかぁ、、ちょっとそこで話してこ」


律先生は公園のベンチを指さした。


コクッ



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