悠久の絃 2
「ゼリー食えるかな?固形物っていける?無理そうかな。」


「あんまり無理して食べさせても戻すんじゃない?もう少し様子見た方がいいと思う。

あと、僕もう出るから。兄ちゃん今日いとのことみててくれるよね?」


「ああ。1日そばにいる。行ってらっしゃい。」


「いと〜行ってくるね」


コクッ


ぽんぽんと頭を撫でてから、悠は家を出た。


「絃ちゃん、今日はゆっくりしてようね。そこで横になってていいよ。」


フワフワと浮いているような体をソファに沈め、目をつぶった。








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