悠久の絃 2

温もり

〜悠side〜


ブー

カルテを整理していると、デスクに置いていたスマホが数回震えた。


宛名は兄ちゃん。トーク画面を開くと、

『絃ちゃん、昼は一旦熱下がったけど今また上がってる。』

『絃ちゃんが風邪ひいた時に食ってるやつ買ってきて。食欲無し。』

『あと洗剤どこ?服洗うやつ』


1回下がったのは薬飲めたからかな。スーパー寄ってから帰ろう。

兄ちゃんに洗剤の場所を送り、定時になった瞬間病院を出た。






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