悠久の絃 2
「おっしゃー!完全復活!やっぱ風呂入るといいよね。」


「いと寝てるからもう少し静かにね。ご飯食べる?」


「食べる食べる」



ご飯を食べている兄ちゃんを眺めながら、さっきの進とのやり取りを話した。


「ははっ!悠、絃ちゃん取られちゃうんじゃない?」


「それはない。絶対ない。僕が離さない。」


「でも、その進くん?本気なんだろ?可愛いな」


「いともいとだよ。僕がいるのにあんな無防備なんだもん。」


「そりゃ、悠達はまだ恋人同士じゃないもんな。少なくともあと2年は今の関係だろ。」


「その間は進と付き合わせてもいいって言いたいの?」


「まあ、俺はそう思う。」


はあ、、、わかってない。兄ちゃんはわかってないよ。
だから彼女できないんだよ、、、


「おい悠、今失礼なこと考えたろ。」


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