悠久の絃 2
他愛のない話や、最近のいとの話をしながら窓際に着いた。
車いすにブレーキを噛ませ、葉末さんに目線を合わせるように膝をつき、リュックの荷物を取り出した。
「こちら、是非見て頂きたいんです。」
僕が渡したのはいとに出逢ってから撮り続けた写真をまとめたアルバム。
日常の些細な行動や、誕生日会などの特別な日、真面目な顔や、泣き顔、寝顔、そしてとびきり澄んだ笑顔。
僕だけが撮ったのではない。家に来たイツメンも我が子を撮るようにフォルダに溜めていた。
僕たちと過ごしながら、いとが見せる表情はどんどん豊かになっていた。
「こんなに、、、絃は、悠さん達にとても愛されて育っているのですね。」
「はい。僕だけでなく、色んな人に愛されています。葉末さんも、その一人ですよ。」
ページをめくりながら涙を見せる葉末さんを見て、作って良かったと心から思う。
車いすにブレーキを噛ませ、葉末さんに目線を合わせるように膝をつき、リュックの荷物を取り出した。
「こちら、是非見て頂きたいんです。」
僕が渡したのはいとに出逢ってから撮り続けた写真をまとめたアルバム。
日常の些細な行動や、誕生日会などの特別な日、真面目な顔や、泣き顔、寝顔、そしてとびきり澄んだ笑顔。
僕だけが撮ったのではない。家に来たイツメンも我が子を撮るようにフォルダに溜めていた。
僕たちと過ごしながら、いとが見せる表情はどんどん豊かになっていた。
「こんなに、、、絃は、悠さん達にとても愛されて育っているのですね。」
「はい。僕だけでなく、色んな人に愛されています。葉末さんも、その一人ですよ。」
ページをめくりながら涙を見せる葉末さんを見て、作って良かったと心から思う。