悠久の絃 2
思いっきり身を捩って先生たちの手を離させたい。

「絃ちゃーん、元気なのはわかったけど、無駄に体力使うなよ〜

ん、?絃ちゃん?絃ちゃん!わかるか?!手、!ギュッてして!絃ちゃん!」






遠い遠い上宮先生の声を聞いて、やっと、楽になる。もう、何も考えないでいいんだ。

これで何も怖くならない。








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