悠久の絃 2
瀬堂先生とのお喋りはかなり盛り上がっちゃって、夜星先生が部屋に入ってくるまで気づかなかった。

「そんなに盛り上がっちゃって。そんなに楽しいお話なの?」


「わぁ!びっくりした…」

「なんだよ樹かよ。じゃ、僕は戻るね」


「あ、はい!」


夜星先生と2人きりの病室。そんな場面は何度も何度もあるけど、今日は雰囲気がいつもと違う。

夜星先生の顔を見ると、


微笑んでる、、?


「絃ちゃんの笑ってる顔、楽しそうな声、久しぶりだね。唯弦と話すの楽しい?」


「楽しいです。瀬堂先生、話が終わらないように色々質問してくれるから」


「そっか。唯弦すごいね

よし、もしもししてもいい?」



返事をするかわりに服をまくり、ステートがくっついたら深呼吸をした。

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