悠久の絃 2
〜絃side〜
朝の病院は本当に静かで、外来の待合室も総合案内の受付も嵐の前の静けさが溢れている。
途中、上の階にある北棟と南棟を繋ぐ渡り廊下にも連れて行ってくれて、そこで悠と写真を一枚撮った。
「悠、もっとこっち。あ、待ってそこ」
「はいはいっ」
手書きのバースデーカードと一緒に紙袋に入っていたのはオシャレなフィルム風デジタルカメラ。
最近スマホでよく写真を撮っていたのをみて買ってくれたみたい。いっぱい撮ってアルバム作ろうねって言ってくれた。
「もうひとつのプレゼントは見た?」
「、!うん!あのね、悠、聞いて!」
「うん?どうしたの?」
悠がくれたプレゼントはもちろん嬉しいし大切にする。だけど、もっともっとびっくりしたことがある。
「あのね!お兄ちゃんたち、すぐ近くにいるんだって!」
朝の病院は本当に静かで、外来の待合室も総合案内の受付も嵐の前の静けさが溢れている。
途中、上の階にある北棟と南棟を繋ぐ渡り廊下にも連れて行ってくれて、そこで悠と写真を一枚撮った。
「悠、もっとこっち。あ、待ってそこ」
「はいはいっ」
手書きのバースデーカードと一緒に紙袋に入っていたのはオシャレなフィルム風デジタルカメラ。
最近スマホでよく写真を撮っていたのをみて買ってくれたみたい。いっぱい撮ってアルバム作ろうねって言ってくれた。
「もうひとつのプレゼントは見た?」
「、!うん!あのね、悠、聞いて!」
「うん?どうしたの?」
悠がくれたプレゼントはもちろん嬉しいし大切にする。だけど、もっともっとびっくりしたことがある。
「あのね!お兄ちゃんたち、すぐ近くにいるんだって!」