悠久の絃 2

きっと

〜悠side〜

さて、どうしたものか。


小児外科との打ち合わせを終えて戻ってくると、医局で夜星先生が頭を抱えていた。


「絃ちゃんが採血させてくれないんだけど、なんかあった?」


「、っ、すみません、!すぐ採ってきます!」


「いやいや、別に急ぎじゃないし現状を知りたいから明日でもいいんだ。でもね、ほら、嫌がってると、ね?」



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