悠久の絃 2
ようやくいとの心の内を聞けると、そう思っていたのに




―コンコンコン

「話してるとこごめん。悠、ちょっと来て」

椎名だった。かなり焦っているようで、切羽詰まった顔は珍しく僕も何事かと焦りが伝染してしまう。






< 421 / 492 >

この作品をシェア

pagetop