悠久の絃 2
「急に来てすみません。一己います?上宮一己」

夕方、いきなり顔を出しやがった。


「いるいる!いるよ!」

ごめんな、とナースに声をかけて大祐の脇腹をつねった。

「ったく、なんだよ!お前は律か!」

「い゙っ、、メール送ったのに見ないからだろ。オペ室に一己の名前なかったから救命の様子見るついでに来た」


行くぞ、と背中を向けて歩き出した大祐について行かないなんて、出来るわけなかった。









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