悠久の絃 2
―数日後―

「いと、今日検診ね。進も連れてきてね」


「わかってるよ!行ってらっしゃい!」


通学路の別れ道、手を振りながら私は坂を上っていった。






1時間目は数学か〜

なんて考えながらHRの時間を待つ。





6限の授業を終え、進くんに声をかけた。

「ねえ、進くん、」


「ん?絃ちゃん、どうした?」


「あのさ、、今日、私検診あるんだけど、ちょっと怖くて…着いてきて、くれない?」


「あー、いいよ。顧問のとこ行ってくるから先に降りてバス停にいて。」


「わかった。ありがとう。」






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