悠久の絃 2
「よし、もう1回ほぐすとこからやろうか。」



星野先生が右肩に手をかけ、ゆっくりと回し始めた。


「ゔっ、、あ゙あ゙っっ!!、ぐっ、、い、っだい、、ぐあっ、!、、、ゔっ、、」


「頑張れ。左手は自由にしてていいが悠先生を殴るなよ。」


「進!頑張れてるよ!」



「ゔぁ、、、いでぇ、、!ゔっ、、あ゙あ゙、、、む、りぃ、、、」







「うん、今日は終わり。」


「はぁ、はぁ、、ありがとう、ございました。」


はあ、、バカいてぇ、、

時計を見るともう18時過ぎ。1時間、いや、もっと耐えたのか。


荷物をまとめていると、


「これで帰れるわけないだろ。親御さんと3人で話すぞ。」


は、?

星野先生の後ろには、俺の兄、慧がいた。


「兄、、ちゃん、、」


「お前、どういうことか1から10まできっちり説明しろ。」









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