悠久の絃 2
「こん、なに、、ヘモグロビンも少し高いですね。」


「それでね、1回鶴川先生に診察してもらうことにしたんだ。急で申し訳無いんだけど、明日、18時に連れてきてくれる?」


「はい。分かりました。」

どうしてだ?なんでこんなことになってる?

生理は来てるって言ってたよな。


いや、

「薬飲んでない、、」


「そうなの。昨日問診した時も、先月も何も飲んでないって言ってた。
絃ちゃん、生理の時は出血は多いはずなのに、鉄剤飲まないで貧血にならないのが引っかかってね。」


「…とりあえず、帰ったら話します。」



モヤモヤと渦をまく頭を気にしつつ、残りの仕事を片付けて家に帰った。







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