悠久の絃 2
〜絃side〜


朝、何度も念を押されて家を出た。


なんで。なんで気付かれてるの。

昨年の秋くらいから血の量が減っていて、直近の3ヶ月は生理が来てすらいない。


どうしよう。どうしようどうしよう


頭の中は言い訳を考えることでいっぱいになり、気づけば最後の授業も終わっていた。


バスに乗らなきゃ、と思っているのに、足が動かなくて、しばらくバス停のベンチに座っていると、


「あれ?絃ちゃん。今日病院?」


「っ、進くん!」


「バス停にいるってことはそうだよな。一緒に行こ。」


そっか。進くんもリハビリ、、、


コクッ


次に来たバスに一緒に乗り、病院に着いた。





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