悠久の絃 2
「3ヶ月、、か。ちょっとごめんね。」

そう言うと、鶴川先生は椅子に座ったまま近づいて、お腹に手を当てた。

触るね、と言った直後、激痛が走った。


「ん"っ、、、、」


「痛いか、、、んー、、、、悠先生、小児の部屋空いてるか確認してくれる?あと、夜星先生も。」


「分かりました。失礼します。」

悠は電話をしに診察室を出て、鶴川先生と2人きりになった。


「絃ちゃん、いつくらいから違和感があった?」


違和感なんて、ずっとあった。

でも、いつからだろう。3ヶ月前に生理が来なくなって、でも、もっと前から変な感じがしてた気もする。


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