悠久の絃 2
〜赤城side〜

「いと、大丈夫ですかね。」


鶴川先生の診察室出て医局に戻ってきてからもう1時間が経っている。


「大丈夫だよ。絃ちゃんは強い子だから、きっと頑張ってる。」


「僕たちのことが嫌いになっちゃうのが怖いからって。ほんと、優しすぎるんですよ。」


「そうだね。でも、それくらい大切に思ってくれてるんだから。俺たちも慎重に、丁寧に絃ちゃんと関わらないと。」


「ですね。」





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