悠久の絃 2
エネルギーとトラウマ
「絃ちゃん、椅子倒すから掴まっててね。」
診察室には私と鶴川先生の二人きり。
わかってた。こうなるってわかってた。
悠と夜星先生が出した答えは前回と同じ治療をするってこと。
オペをする体力はあるかもしれないけど、前回は頑張れたし簡単にメスを体に入れるのは好ましくないって。
でも、でもね、、、だけどね、、
「…まっ、、て、、や、やだ、!待って、鶴川先生っ!やだ、やっぱりやだ!」
「嫌だよね、まずは触るだけ。中に入れないよ。深呼吸してね」
「やっ、!やだやだやだ!触らないで、!ねぇ!やだ、!」
私のアソコに、ゴム膜が触れた。その瞬間に身体中に鳥肌が立って、一瞬息が止まる。