逃避行、じゃあね。
蓮が降りた後、追加されたアカウントを眺めて色々と振り返っていたら、あっという間に私も降車駅に到着していた。
あ、お母さんからのライン返してなかった。まあ後で話せばいっか。
そんなこんなで家に帰るなり早速、どこ行ってたのって聞かれたから、帰りに寄り道してたとだけ言って自分の部屋に入った。
「明亮高校…行きたい。行かなきゃ。」
蓮に家に着いたと連絡してすぐ、本当にあっという間に眠りに落ちてしまった。