逃避行、じゃあね。

私はたまに蓮とファミレスやカフェで会って、勉強を教えてもらっていた。


「瑠菜、すごい点数あがったじゃん。」


「ぜんぶ蓮のおかげだよ。」


「なんか急に素直じゃん。」


「いつものことだよ。笑」


「そういうのは自分で言うもんじゃないぞ。笑 まあ頑張ってるのは事実だし、今日は俺が奢るよ。」


「え、いいの?じゃお言葉に甘えちゃおうかな。色々ありがとうね。」

 
「おう。」


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