逃避行、じゃあね。

「蓮は最近学校どう?」


「まあ相変わらずだけど、こうやって瑠菜と喋れて気分転換できてるし、それだけでだいぶ違うから。」


「なんか嬉しい。もし私が受かったら、学校でこうやって話して、学食とか行けるのかなぁ。」


「そうだといいけど。」


蓮が半ば諦めたように笑うのをみて、絶対に実現したいって気持ちが強くなった。


私が変えてみせるから、待ってて。
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