3000円で買って下さい‼︎
困ったら、男の子が助けてくれる。
そんな、安心感もあった。
だから..............................
「...............っ、ゎ、私は、嫌です‼︎」
そう言って、
京介さんの胸元を思いっきり押すと。
京介さんから距離を取るように逃げた。
「.........え?反抗期でしょ?」
私のあまりの逃げっぷりに、
驚いた表情で聞いてくる京介さん。
しかも、驚いた表情だけじゃなくって。
逃げた方向に近づいてきて...............
逃げ場所がなくなってきたとき。
「...............京介、一旦落ち着け。まじで」
私と京介さんの、
間に入って守ってくれた男の子。
その姿は、
──────まさにヒーローだっ。