3000円で買って下さい‼︎
すると、女の人は.....................
「うっわー、やっぱりか!
水族館の中で、見かけた気がするけどさ。
あの柚月が、普通に来るとか、
絶対、思えなくてスルーしたのに!」
若干、
グイグイと近寄りながら話しかけていて。
「だって、あの三栗財閥御曹司。
三栗柚月じゃん!めんどくさくて、
即、貸し切りにするくせに、らしくないねー」
〝三栗財閥〟
女の人から出た、
その言葉に、背筋が凍った。
その財閥は、
色々な会社を経営してて。
無知な私でも知ってるレベル。
まさか、三栗柚月さんが、
そんなところの人だったなんて...............
「っ、おい!もー、いいだろ、」
「あー、ごめん。私、もう行くね」
「初音、幸せになれよ」
「分かってる。柚月もね!」
想像もしてなかった事実に、
目の前で繰り広げられる2人の会話なんて。
1ミリも入って来てなくて。