隣の席の●し屋くんと、世界一尊い恋をする。
「……俺は、いつでも越谷の味方でいたいと思ってる」


 考えあぐねてそう言ってみると、越谷がパァ、と表情を明るくさせる。

 
「わお!ワンチームってやつだね!?ありがとー!」


 ……かなり捻じ曲がって伝わってしまった。


「……うん」


 でも、少し元気になってくれたみたいで、ほっとする。


「あっ、そういえば朔耶、今度の試合スタメンだってね! ドキドキするね、わたしすっごい応援するね!」

「……」


 可愛すぎて、抱きしめたくなった。


「? 朔耶?」

「すっごい頑張る」


 表情を変えずに言う俺に、越谷がニコッと笑う。
 

「うん!」


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