隣の席の●し屋くんと、世界一尊い恋をする。
 その部屋は狭く、二人も入れば身動きが取れなくなってしまうほど。

 左側の棚にはスタッフたちの荷物が並べて置かれている。

 俺は中に入って自分のスクールバッグをその一番端に置き、向かいの小さなロッカーを開けた。

 ロッカー上側に、洗いたての制服が畳まれて10着ほど積み重なっている。

 俺はその下から二着目と三着目の間に手を突っ込んだ。

 奥まで突っ込んで突き当たった壁に、手のひらをあてる。

 そして、五秒数える。

 1、2、3、4、5。

 手を離すと、
 
 ピー……ガチャッ。

 ロックが外れた。

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