隣の席の●し屋くんと、世界一尊い恋をする。
「あの……これ、今からやるんすよね。 手伝います」
船橋くんはわたしがこれからやろうとしてる業務を指さした。
「えっ、いいよいいよ、練習戻りたいでしょう?」
「いや、でも、」
「大丈夫! わたし今ね、船橋くんのやる気に感化されて元気もりもりになったから!」
「え……?」
半ば強引に船橋くんを部室の外に押し出した。
「今日、船橋くんが頑張ってるから頑張ろうと思えたよ! ほんとにありがとう!」
満面の笑みで手を振って、ドアを閉めようとノブに手をかけた。 すると船橋くんがドアを掴んでそれを阻む。
「ん?」
「こっ、越谷さん」
「はいっ!」
船橋くんは少し言いにくそうに視線を泳がせた。
「……実は、スコア記録とかジャグ運びも全部、昨日まで俺たち一年がやってたんです」
「えっ、そうなの?」
船橋くんはコクリと頷く。
「阿見先輩はずっとあんな感じなんで、これまでも何人かマネが仮で来たんすけど、みんなすぐ辞めちゃって……先輩たちはなぜか阿見先輩に甘いし、自分たちがやるしかなくて。 今日越谷さんが来てくれてすげぇ助かりました。 一年みんな感謝してます」
船橋くんはわたしがこれからやろうとしてる業務を指さした。
「えっ、いいよいいよ、練習戻りたいでしょう?」
「いや、でも、」
「大丈夫! わたし今ね、船橋くんのやる気に感化されて元気もりもりになったから!」
「え……?」
半ば強引に船橋くんを部室の外に押し出した。
「今日、船橋くんが頑張ってるから頑張ろうと思えたよ! ほんとにありがとう!」
満面の笑みで手を振って、ドアを閉めようとノブに手をかけた。 すると船橋くんがドアを掴んでそれを阻む。
「ん?」
「こっ、越谷さん」
「はいっ!」
船橋くんは少し言いにくそうに視線を泳がせた。
「……実は、スコア記録とかジャグ運びも全部、昨日まで俺たち一年がやってたんです」
「えっ、そうなの?」
船橋くんはコクリと頷く。
「阿見先輩はずっとあんな感じなんで、これまでも何人かマネが仮で来たんすけど、みんなすぐ辞めちゃって……先輩たちはなぜか阿見先輩に甘いし、自分たちがやるしかなくて。 今日越谷さんが来てくれてすげぇ助かりました。 一年みんな感謝してます」