HIROKAnoUTA
"カロリーが微妙に足りないけど、食べたら越えちゃうな。。"

そう思いつつも、ピクニック用のプラスチックフォークをしっかりと用意して、半額だったスーパーのお弁当の蓋を開けている自分。。

深夜という時間にありながら、揚げ物に手を出し、ドラマを見ながら翌日の調整メニューを練っている始末。

座って食べると片付けが億劫になってしまうからと、お行儀は二の次でセルフで立ち食い。

残り1/3のところまで食べ進んだところでお弁当を落としてしまった。

ピクニック用のフォークが劣化をしていて、ペキッと折れた際に変な力がかかったのだ。

深夜のお弁当が、図らずともカロリーカットに。

昔は趣味に没頭をして、食べ忘れることも頻繁にあったり、ひとつひとつの出来事にも、もう少し敏感だった気がする。。わたしの乙女は、いったいどこへ行ったのか。。

「あ〜もったいない!3秒ルール。。いや、あかんな。しかし、最近のプラスチック製品の劣化、ずいぶんと早くない?洗濯バサミといい、半年も保たないってどういうことよ?」この様である。

若かりし頃は想像もつかなかった。
こんな風に、人一人がまるごと変わるような、性格や価値観の変化をしている自分。

わたしの中でかわらずに在るものってなんだろう、何もかもがかわった、こんな風に昔の自分を今の私の中で探すことになるとは思ってもいなかった。
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