神様の神様
「俺がここに願いをかけばなんでも叶う。たとえば……」
そういって神様は札に「木がすくすく育ちますように」と書き、神社の木の前においた。
そうするとあまり大きくなかった木が、どんどん伸び始めていった。
「うそでしょ……」
「言っただろ、おれは何でも願いを叶えることができる。」
まさか本当の本当に神様だなんて……
疑ってしまったけど、こんなこと突然起こったら信じられるわけがない。
「お前、名は?」
「坂本花菜(さかもと かな)。」
「……花菜。中に入れ。」
私は言われるがまま、神様のあとに着いて行った。こんな神社の中に入っちゃって大丈夫なの、?