クズで冷徹な御曹司は、キケンな沼です
「放っておいてください、時間が経てば治ります……!」
知らないけど……!
きっと効果はすぐ切れる。そうだと言ってほしい。
ね、トヨばあ!
「はぁ、はぁ……っ」
「……はぁ。仕方ないなぁ」
刻一刻と息が上がっていく。そんな私を見て、先輩はとんでもない事を言い出した。
「俺を使いなよ」
「……は?」
「だから、俺を使ってアンタが楽になるなら、いくらでも協力するって言ってんの」
「!」
ドキンッ
一瞬だけ、胸がときめいた。
まさか、そんな事を言ってくれるなんて……。
だけど。
その一秒後に我に返る。
忘れちゃいけない。
この人は、クズ男なんだから!
知らないけど……!
きっと効果はすぐ切れる。そうだと言ってほしい。
ね、トヨばあ!
「はぁ、はぁ……っ」
「……はぁ。仕方ないなぁ」
刻一刻と息が上がっていく。そんな私を見て、先輩はとんでもない事を言い出した。
「俺を使いなよ」
「……は?」
「だから、俺を使ってアンタが楽になるなら、いくらでも協力するって言ってんの」
「!」
ドキンッ
一瞬だけ、胸がときめいた。
まさか、そんな事を言ってくれるなんて……。
だけど。
その一秒後に我に返る。
忘れちゃいけない。
この人は、クズ男なんだから!