ぴか★すき
…うそ☆つき
―――…――
まあ、なんてゆうか。
なんにもわからないまま大目くんの事務所のメイク室に連れ込まれた私は、
うまくは言えないけど
とりあえずプロの人達にメイクやヘアアレンジをされて、
大目くんの目の前に座っています。
そして大目くんは、
「……え?」
…初めて見る顔をして、
驚いています。
「梨陽先生…だよね?」
「…そうだよ。
ごめんねっ梨陽先生でっ」
ごめんねっ。
こんなに変われるもんなんだよ、女は。
「へー…けっこう…」
大目くんの言いたいことは、大体わかった。
でもそんなの、言われたら悔しいじゃない。
すっぴんの私を、否定されてるようで。
「…なに?」
「いや、別に」