ぴか★すき
「本当は…本当はね?
私が先に…ひっく……言いたかったんだよ……」
梨柚の声の震えは止まらない。
本当はどんなときだって涙は流してほしくないのに、今は涙さえも
愛しい。
「なにを?」
「すきって…言葉……」
「じゃあ今、言ってよ」
自分で言いつつ、にやけてしまう。
こんな意地悪、言う必要ないのに。
なんで幸せなときって、意地悪をしたくなるのだろう。
でも…
「…すきだよ……
…灯耶」
梨柚には意地悪なんて通じないらしい。
だってその分、こっちがどきどきさせられてしまうのだから。
私が先に…ひっく……言いたかったんだよ……」
梨柚の声の震えは止まらない。
本当はどんなときだって涙は流してほしくないのに、今は涙さえも
愛しい。
「なにを?」
「すきって…言葉……」
「じゃあ今、言ってよ」
自分で言いつつ、にやけてしまう。
こんな意地悪、言う必要ないのに。
なんで幸せなときって、意地悪をしたくなるのだろう。
でも…
「…すきだよ……
…灯耶」
梨柚には意地悪なんて通じないらしい。
だってその分、こっちがどきどきさせられてしまうのだから。