ぴか★すき
「ひっ!」
びっくりした私は、思わず変な声を出してしまった。
免疫のない私の体は瞬時に反応し、
体中が熱くなり、
肩は上がり、
心臓はバクバクと一気にスピードを上げた。
「あ、ごめん」
そんな私をよそに、灯耶は涼しい顔をして謝った。
本当にこの人は…。
どこまで私を困らせれば気が済むんだろう?
そして気付けば、私の家の前。
公園から家まで、けっこう距離はあるはずなのに、こんなに時間が早く感じられてしまう。
…私が漫画家になってから、よく使っている言葉だけど、
本当に、
恋って不思議。