ぴか★すき
そしてまあ
かくかくしかじかして、
藍耶と零斗さんの家に着いた僕は、インターホンを押していた。



ピーンポーン…

「は〜い…」


ばたばたと音がして、がちゃっとドアが開いた。


「あっら〜?灯耶じゃな〜い。
どうしたの?」

「零斗さん、いる?」

「零斗なら〜、家の中に」


藍耶が言い終わる前に、僕は家の中に入った。


「…おわっ!
灯耶じゃねーか!
おまっ…お前、なんでここにいんの!?」


芸人張りのオーバーリアクションで、
零斗さんは洗濯物をたたむ手を止めた。




テレビで見る零斗さんとは全然ちがう。
俺はテレビで零斗さんを見るたび、
いつも感心する。



テレビの中ではなんであんなに
「自分じゃない自分」でいられるんだろう、と。


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