ぴか★すき
僕の頭が理解するまで、
たっぷり3秒。



「…え?」


僕の中では充分驚いてる反応なんだけど、
やっぱり零斗さんみたいなオーバーリアクションはできない。


そんな僕の薄い反応を見ながら、
零斗さんは恥ずかしそうに頭をぽりぽりと掻いた。



「うん。まあ…
今も認めてもらえてないと思う。

で、一応…
俺の憧れの人」





…初めて見た。

零斗さんが、誰かに本気で憧れているところを。



——本気で夢を追う人の目を。
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