ぴか★すき
中3でこっちに引っ越してきた私が、
高校で一番最初に知り合ったのが
大目くん。


(知り合ったって言っても、
教室の場所を教えてもらっただけだけど)



『…誰?』
『あ、いや、
転校してきて…』
『あっち』
『へ?』
『教室。あっち』



第一印象は、
あのオーラと口数の少なさ。

マンガだったら全然おもしろくないこの出会いだけど、
あたしはこの時から「マンガ家」として
運命を感じていた。



それから度々、
私はマンガを描くのに息づまると必ず大目くんを使わせてもらってる。

もちろん、
まんま使うのではなく、ちょこちょこ編集して、
女の子が喜ぶようなのにしているんだけど。




…と、そこまできたところで、
まぶしい光に目が覚めた。



< 5 / 180 >

この作品をシェア

pagetop