ぴか★すき
「はいっ!
もちろんお受けいたしますっ!」


私の代わりに答えたのは、私の横に立つ佐々木さん。



「いいんですか…?」


あくまでも謙虚に、私に聞き返してくる大目くんに、
私はしかたなく頭を縦に振る。


「ありがとうございます!
これからよろしくお願いします」





——急に握られた、私の両手。


大目くんの掌はひやりと冷たかったのに、
私の手はどんどんと熱くなってゆく。


まるで、体中の血液が、
大目くんに握られている部分に集められている感じ。




もう背中も、
冷や汗どころじゃない。


大目くんに手を握られたという衝撃で、私の背筋はぴんと伸び、
冷や汗が流れる暇さえなかった。




初めて触れた肌。

絶対、心臓がうるさいのは私だけで。

所詮大目くんにとっては、
会社の人達に好印象を与えるためだけの演技にしか過ぎないんだろうけど。




——…どうしよう、私。

大目くんの少しの動作だけで、
体中が変化する。


私…なんかおかしいよ……——―

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