ぴか★すき
ココアを飲んであったまっている私の前で、
佐々木さんは原稿を読みながら、
「うんうん」と頷いたり、
「えぇっ!?」とびっくりしたり、
「やる〜★」と冷やかして(?)いる。


「今回もいいね〜梨柚ちゃん!
この達也?
こんな奴が実際にいればね〜、絶対GETしてるのに!」



佐々木さんの言葉に、ありがとうございますと言いながら、
私は、この人いいなあと思った。


感情を、惜しみもせずに、
感じるままに出すことができる。

それって、すごいことだと思う。

…とりあえず、私目線で見れば。




そのとき、たまたま目に入った誰かのデスクの上に、
見覚えのある顔の写真があるのに気がついた。


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